不登校児、医学部を目指す【後編】
はじめに
さて、前編は結構シビアに書いてしまいましたが、後編は私なりの言葉で愛を伝えていきたいと思います笑
前編をまだお読みになっていない方はこちらを先にどうぞ!
皆さまに質問です
でははじめに、この記事をご覧になっている貴方にお聞きしたいことがあります。
”不登校”と聞いたらどんなイメージを抱きますか?
もし自分の友達が学校に来なくなってしまったらどう感じ、何をしますか?
きっとこの問いかけには答えなんてありません。
ただ困ったことに、わたしは答えのないことについてあれこれ考えるのが好きなので、少しだけお付き合いください笑
悩んでいる貴方へ
まずは根本からぬるっと話を始めていきます。
さて、そもそも不登校は法律や憲法に違反しているのでしょうか?
おそらく一握りの方は、何らかの法に触れるぞ!とお考えかもしれませんが、実は学校に行く行為は義務ではないんです。
”教育を受けさせる義務”というのは、親の責任になります。
学校に通える環境を親御さんが作れている限り、何の法にも触れてはいません。
子供達にとって学校に通うことは、権利です。
権利を放棄することは、違法にはなりません。
だから!
どんな些細な理由でも、学校に通うことが本当にしんどいなら、
一旦通うことを辞めるという選択肢を持って欲しい。
あなたの身体と心以上に大切なものは学校にはないから、、
とは言っても心配事は尽きないよね、
なので少しだけ私なりの回答を。
▷学校に行かなくなったら同級生にどう思われるんだろう?
あれから8年ほど経った今だから言えます。
彼らには彼らの人生が、貴方には貴方の人生がある。
学校という場所はそんな他人同士がすれ違うだけの場所。
ただのすれ違い相手を気にして大切な人生を損なうのは本当にもったいない!
だから自分の気持ちと向き合って。
よその人は放っておいて大丈夫だよ。
▷勉強が心配…
大丈夫、その心配は私が払いのけます。
もし学校に行かなくても、勉強することさえ諦めなければ大丈夫。
問題集を買って自分で勉強するもよし、
ここなら通えるかなと思える塾で勉強するもよし、
今の時代はネット動画も沢山あるのでそれを活用するもよし。
なのでお願いです、大切なあなたの将来の選択肢を増やすために、
最低限の勉強は続けて欲しい。
私がそうでした。
”学校に行くこと”だけを辞め、”勉強すること”は歯を食いしばりながら続けていました。
不登校を2年半ほど経験した中学生が5年後に医学部に合格したという小さな物語が、誰かの力になってくれると嬉しいです。
周りの子達と親御さんへ
きっと心配になるし、何かしてあげたいと思いますよね。
でも本人は、自分が学校に行けていないことを非常に気にしています。
詳しくは前編に書きましたが、とても複雑かつしんどい心理状態だと思います。
そして、信じられないほど孤独です。
なので、程よい距離感を持って、近づいて大丈夫そうなら孤独から少し解放させてあげてください。
それが声を掛けることなのか、一言LINEを送ることなのか、一発芸をすることなのか、それは状況とタイミングと本人のキャラによりますね、うん。
(ちなみに私の場合は親や親戚が沢山笑わせてくれました、愛。)
原因になるきっかけが多種多様なように、接し方も人それぞれです。
是非、愛を持って優しく、向き合ってあげてください。
最後に
今の日本において、不登校の子は14万人を超えています。(H29年度)
しかしこれは文部科学省の調査なので、実際はもっともっといるはずです。
そしてその数はこれからも増えていくと思います。
何事でもそうなのですが、まずは”知る人が増える事”が大切なのではと私は考えています。
この弱小ブログが人の目に触れる機会は少ないでしょうが、その中でも目を通してくださった貴重な方々の意識が少しづつ何かを変えてくれれば、もうそれほど幸せな事はありません!
不登校の時に何人かに言われた言葉があります。
”生きてさえいればいい事あるよ”
当時はうざったくて仕方なかったのですが、今思えばその通りで。
今の日本は毎日生きて行くだけでも大変な事が山のようにありますが、私もエグい範囲の試験と理不尽な実習を乗り越えて頑張りますので、一緒に頑張っていきましょう笑
今回も長い文章にお付き合いいただきありがとうございました♥